ご挨拶
1956年に日本青年会議所業種別部会の第1号部会として発足した木材部会は、本年で66年目を迎えます。歴史ある会の部会長として、諸先輩方がこれまで築き上げてこられたものを引き継ぎ、さらに伸ばしていきたいと強く願っております。
現在、木材業界を取り巻く環境は、大きな転換期を迎えています。
人口減少やライフスタイルの変化による住宅購入世帯数の減少を踏まえると、新築住宅の減衰が業界共通の不安要素です。公共建築物での使用や建築材以外での利用など、新たな木材需要を早急に創出しなければなりません。
木材利用の促進を促す法整備などの追い風もあるものの、本当に大切なのは、どんな厳しい環境であっても時代の変化に対応し、成長・発展し続けるということです。私達は今何をすべきか考え、失敗を恐れることなく、新たな一歩を踏み出さなくてはなりません。
我々木材業界は、今世界的に注目されている持続可能な開発目標(SDGs)に非常に近い立ち位置にいる業界です。部会の活動を通して、木材の持つ魅力・可能性を広く世界に向けて発信し、未来へと繋げていきましょう。そのために私も微力ながら力を尽くし、一生懸命活動を行ってまいりたいと思います。一年間どうぞよろしくお願いいたします。