ご挨拶
木材部会は1956年に日本青年会議所業種別部会の第1号部会として承認され、本年で65年目を迎えます。部会長として、先輩諸兄から脈々と受け継がれてきた木材部会の歴史・伝統、そして誇りをもう一度認識し行動していかなければいけないと強く感じています。
本年は、東京オリンピックもあり節目の年、変化の年になると思います。我が国の現状は、少子高齢化、人口減少、それらに伴った人財不足など木材業界だけでなく、日本の社会全体が様々な問題を抱える非常に厳しい状況です。しかし、木材業界においては、政府による公共建築物への木材利用、また本年から始まる森林環境税など前向きな施策も始まり、厳しい状況の中にも追い風が吹いてきているのでないかと感じています。建築用材、燃料、生活雑貨など用途は多岐にわたり、昔から人々の生活に欠かせない木材。変わりゆく時代の中でも、その価値・可能性は変わることは無いと思います。新しい技術や文化が目まぐるしく展開される今、この業界にいる事に誇りを感じ、その誇りを未来に繋げていく運動を展開してまいります。
本年は昨年開催できなかった、当部会とゆかりのある大分県日田市にて全国大会を開催します。変化の時代だからこそ今一度原点に立ち返り、古くから繋がってきた木材の誇りを認識したいと思います。歴史ある部会の誇り、木材の誇りを胸に、一生懸命活動を行って参りたいと思います。一年間どうぞよろしくお願い申し上げます。